シティ・ウォッチ・スクエア

風に吹かれ、波の音を聞き、土に触れ、地域の環境を知り、未来を考える

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生物・生態

葉桜の先の高積雲(半透明雲)


雲だけを撮っていては、季節がわからないことが多々あります。季節感を出したいために、このように前景に植物を入れたりします。なかなか成功しませんが…。




2021.4.6 藤沢市用田(スマホにて)







さくらシャワー


今年(2021年)の桜の開花は全国的に早かったようです。我が家のソメイヨシノは3月19日に開花し、3月29日に満開となりました。今日(4月1日)はわずかな風でもはらはらと舞ってきています。




風一陣起これば突如「さくらシャワー!」と叫び駆け出す吾娘一年生    平山公一 歌集『さくらシャワー』(ながらみ書房、1994)所収









梅の満開日(片瀬4丁目)


今年は、2月9日に開花(白梅と紅梅、一本の樹に数輪開花)、本日満開となりました。今年から気象庁では生物季節の記録を行いません。私たちの身の回りの環境変化を知る指標として、身近な場所の標準木を設定し、毎年観察してみましょう。次は、桜の開花が控えています。生物季節全般について、情報があったらお寄せください。CWSでは、丸田会員が中心になって観察する予定です。

白梅満開(片瀬4丁目)


紅梅満開(片瀬4丁目)


モズの早贄


2020.10.22 藤沢市用田




我が家の庭でモズのけたたましい鳴き声が聞こえ始めたのは9月も押し詰まったころ。生贄となったのは、沓脱石の陰から出てきてしまったトカゲのようです。木瓜の棘(枝)に刺さっています。








水草の季節














庭の水瓶でカナダ藻の花が咲きました 白く1センチほどの可憐な花です 浮草の間から細い柄が空中へ突き出し その先に花を付けます

カナダ藻はメダカと一緒に通販で購入したもので この時点では細い根っこの組織が水中に漂い 養分を吸収している状態です 葉に相当する藻の部分は水中でよく生育しています

すぐに梅雨入りですが 小さな花は空中の風景を楽しんでいる様子です メダカや金魚も水の中から小さな花を覗いています

 

梅雨の晴れ間


画家の犬塚勉(1949-1988)に『梅雨の晴れ間』という作品があります。多摩丘陵のどこにでもあるような“はらっぱ”の中に雑草に覆われた一筋の道。そこを歩くと靴がびしょびしょになってしまいそうです。梅雨の晴れ間の空気感を伝えられる写真を撮ろうと、ずっと狙っているのですが、これがなかなか難しい。関東地方での平年の梅雨入りは6月8日。今年(2019年)は6月7日、気象庁が梅雨入り宣言をしました。




撮影地:藤沢市打戻




撮影地:藤沢市用田



ソメイヨシノ開花


昨日(3月21日)、東京と横浜で開花宣言が出ました。我が家の桜はまだ三輪しか綻んでいませんでしたが、今日一気に開花しました。例年、東京都心よりもわずかに遅い開花となっています。なお、満開日については特定するのが難しいので、記録は取ってありません。




2019年3月22日 藤沢市用田




藤沢市用田におけるソメイヨシノ開花日
2011年 (平成23年) 4月 2日
2012年 (平成24年) 4月 4日
2013年 (平成25年) 3月 13日
2014年 (平成26年) 3月 26日
2015年 (平成27年) 3月 27日
2016年 (平成28年) 3月 23日
2017年 (平成29年) 3月 29日
2018年 (平成30年) 3月 22日
2019年 (平成31年) 3月 22日




昨年(2018年)3月31日 満開の桜と昇る月




イチョウの塩風害(その2)

14日(日曜)にある目的地までの移動中にイチョウの状態を写真にとりましたので、報告します。3か所です。(1)長久保公園植物園内、(2)藤沢市石川:セブンイレブン藤沢石川店角交差点付近、湘南台駅から西へ約2.5㌔、(3)妙福寺境内:藤沢市打戻2584。

(1)右側が海側:海岸線より約1.8㌔

(2)左側が海側:海岸線より約10.5

(3)右側が海側:海岸線より約11㌔

 

平塚の海岸における風衝木(11月3日投稿)

今夏に行った勉強会で、丸田さんから風衝木について話題提供して頂きました。その後、平塚を通るたびに紹介して頂いた風景が気になっていました。たいぶ時間が経過しましたが、私も思い当たる場所を見て歩いた際に撮った写真を紹介します。樹種はこれから調べます。海に面して配置した柵の後背にきれいに風衝木が連なっていました。林の中は深く風下では森林のようでした。長い時間をかけて植生が風と戦って生育していることがよく見て取れました。帰りがけに、エンジン搭載のパラグライダーのプロが、これからお客さんと二人でフライトする、と準備している場に出会いました。数千メートルの高度を飛ぶそうで、ひとしきり渡り鳥がどのように飛ぶ高度を知覚するか、熱弁を聞きました。自然の中の風と生物の関係はいつでも興味があります。



 

偏形樹にまつわる話題 (4月5日)

相原さんと丸田さんから、members@に、偏形樹の話題が投げかけられました。興味のあるより多くの方との情報交換の場として、ブログにて関連した情報を提供します。その前に、丸田さんは、この分野を含めた植物生態学で第一人者でいらっしゃるので、こうした議論ができることは大変光栄でもあります。

さて、富士山周辺の偏形樹を調査し、判読した卓越風向を矢印でしめした結果が下の図です。この調査および作図は、泉さんと一緒におこなったもので、今となっては懐かしい図です。卓越風向から見て取れる流線は、地表付近でほぼ西からの(寒候期の)風が卓越しており、南北側では富士山の裾野を回り込み、森林限界(黒実線)が低い地帯まで広がりサンプル数は少ないですが、山体の東側では後ろ側に回り込む風が示されています。

矢印は卓越風向、黒丸は強風による滑落などの被害発生場所、黒実線は森林限界

矢印は卓越風向、黒丸は強風による滑落などの被害発生場所、黒実線は森林限界



次に示す写真と図は、富士山に見立てた模型の表面の流線を可視化したもので、泉さんが水槽実験で明らかにした結果です。実験結果をもとに描いた流線は、実際の偏形樹の調査で求めた卓越風向とよく似ています。実験室と自然界の流れが一致しているということは、両方の現象で起こっている物理的関係が同一である可能性を示唆しています。これを明らかにする厳密な手順としては、両者の関係に相似則を適用して吟味する必要があります。相似則の考え方については、別の機会に紹介することにします。

上:水槽実験による流れの可視化 下:その結果から描いた流線

上:水槽実験による流れの可視化
下:その結果から描いた流線